ラブライブサンシャイン東京ドームライブ論争について

 

 

ラブライブサンシャインの東京ドーム公演が決定された。

そこで無印ファンとサンシャイナー間でまたも争いが起こっているツイートを目にしたのでこの記事を書くに至った。

 

まず、私のポジションを明らかにするが私は無印、μ’sファンである。日々感じている無印ファンである私の考えを文章化してみたいと思う。勿論サンシャインファンとは違う考え方で否定的な文章を書く為好きな人が不快になることは申し訳ないが、飽くまで一人の無印ファンはこう思っている程度に考えてもらえると有難い。

 

 

無印ファンとサンシャイナーで戦争が起きる理由として、同じラブライブというコンテンツとして見るか否か、という点ではないか。

 

 

ここから、サンシャインに対しての批判だが、サンシャインは無印のヒットありきで制作されている感がある。μ’sファイナルライブの余韻に浸る間もなくサンシャインのアニメ化が公表された。無印ファンとしては気持ちの切り替えが出来ず、キャスト陣も若くて顔が良いダンスの出来るメンツを揃えてきた。そもそもラブライブ!はアイドルアニメであって、アイドル声優の為のものではないと私は思う。公式のラブライブ!というブランドでアイドル声優を使ってお金儲けをしようという匂いがプンプンするのでまるで応援する気になれなかった。(※声優さんたちに個人的恨みはなく運営に対しての不満です。)

 

それでも、一応ラブライブ!という名前を冠しているので見てみよう、この心の穴を幾らかは埋めてくれるであろうと期待して一期を視聴した。

 

中途半端にμ’sの演出を踏襲した劣化版という印象だった。無印序盤の二年生組が初めてのライブをした時、その場にいたのは後のメンバーと神モブトリオだけ。それに対してサンシャインはそこそこギャラリーがいた。穂乃果たちはそれでも演奏しきったが千歌は泣き出し演奏を辞めた。そんなモチベーションの奴らが無印時よりも倍率の高くなったラブライブで結局優勝してしまうのだから当然μ’sの軌跡を見ていた側としては納得出来ない。

メンバーが揃うのも遅かったし地区予選では全校を挙げて反則まで犯した。そんな簡単じゃねえだろ、無印のリスペクトが公式からまるで感じられないと思った。私としては襲名や引継ぎでなく、乗っ取りされている気分だった。

 

μ’sの成功ありきで制作され、お金儲けに走ったお偉いさんがイケイケになってしまって駆け足で作ってしまってる感が否めない。何というか、雑だ。色々と。

 

そのアニメから感じた雑さから好きになることが出来なかった。先に言っておくが、好きじゃないなら見なければ良いという意見は受け付けない。これは見た結果の感想なのだから。

今回の東京ドームライブも運営から、ちらほら感じる雑さが出て声優にハードなスケジュールを課して、失敗するのではないかという心配がある。早過ぎると言ってるのはμ’sの築いた6年かけて得た経験値からやっとたどり着いた東京ドームにもう行って本当に大丈夫なのか?と感じるからだ。駄目だとか、許せないとは思わないが私も「早過ぎるのではないか?」と思う。

それが失敗すれば嫌でもラブライブというコンテンツそのものが失敗したということになってしまう。それがやはり無印ファンの心配するところではないか?

 

比較して見ると、「比較すんな!」という声が出るがラブライブというブランドを背負っているからには比べざるを得ないだろう。というかむしろ一緒にするなと言いたいのは無印ファン側で、ラブライブという名前がついていなかったら一々気にしていない。別に比べたくて比べている訳ではないが同じ名前のコンテンツなので仕方がない。

このような無用な争いはしたくないので全く別の作品であって欲しかったとすら思う。

私としては別の作品だと思う様にしているのだがそうすると今度は「別々に考える必要ないんじゃないですか、目指す方向が違うだけでどっちもいいで、良いじゃないですか」の様な意見が出る。

どっちの立場にたっても結局この両ファンにおける戦争は終わらないだろう。

 

以上の感想を抱いたので好きになれなかったというだけの話なのでこれを基にどちらが優れているという論争をするのは辞めて欲しい。

こういう考え方の奴もいるということを知って欲しいだけだ。

 

これは余談だが、Twitterなんかを見ていて皆んな批判に耐性が無さすぎるだろうと感じる。アンチと否定的なレビューは似ているようでまるで違う。繰り返しになるが「嫌ならみるな」じゃない。見た結果嫌だったから嫌という評価を出しただけ。否定的な感想を全部アンチで片付けるのは辞めて欲しい。手放しに褒められる作品なんてそうそうないだろう。

 

私の考えとしてはサンシャインに批判的な人を批判するのはおかしいのではないかと思う。

(ファンのマナーや行動について今回は話題としない)

好きな人がいるように、好きじゃないという感想を抱く人もいるのが当たり前でその人たちを叩くというのは作品を批判するのとはまた違う話なのではないかと思う。批判している人はサンシャイナーというより作品、運営に対して言っているのでないか。批判の自由はないのだろうかそこが喧嘩の原因の一つなのかも知れないと感じる。無印を批判されても私はそういう考えの人もいるのだなと受け入れるようにしている。作品批判とファン批判は同じ問題にしてはいけないと感じる。これはラブライブに限らず全ての事に対して言えるのではないだろうか。